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 夏なのにPコート??

 今年は例年と比べ梅雨入りが遅く、ジメジメとした日が長く続きそうですね。
今年は雨の日が少なくおまけに連日30度を超える真夏日続きともなると水不足も心配になってきますが、読者の皆さんのお住まい方ではいかがですか?

さて、そんな口を開けば暑い!暑い!とついこぼしてしまう時期ですが、今月はこの時期にはちょっと珍しいご注文をされたお客さま、Nさんをご紹介したいと思います。

いったい何が珍しいかというと、、、通常ならだいたいこの時期は、「いかに涼しく快適に過ごせるか」ということに重点をおいて通勤服やスーツを選びますが、Nさんの場合はそれとはまったく逆で、夏場の体温調整、つまり冷房対策としての羽織り物をオーダーされたという訳なんです。
もちろん夏場の冷房対策として羽織り物を常備しておくこと自体はそんなに珍いことでもありませんが、その羽織り物というのがカーディガンやジャケットではなくPコートなんです。
ねっ?この時期にしては珍しいオーダーでしょ!?
Pコートというと冬場のメルトンウールやアンゴラなどの防寒着をついイメージしてしまいますから、私も最初は思わず「えっ?Pコートですか??」と聞き返してしまったぐらいです。

それでは、私の前フリはこのへんにして、ここからはNさんのご注文内容をどうぞご覧下さい!

まず最初にNさんのご要望ですが、大きく分けるとこの3つで、


夏用の生地でPコートを作りたい
冷房対策としての羽織り物に使いたい
ビジネス、カジュアルの両方で使いたい
。。。この条件を満たすようなコートが欲しいとのご依頼でした。
しかも同じデザインで生地だけ変えて2着お仕立てされたいとのことで更にビックリしましたが、この時期にPコートが2着、しかもPコートには珍しい夏素材が見れるなんてとっても貴重なことですね。
私も出来上がりがとても楽しみになってきました。(*^_^*)

と言う訳で、Nさんが選ばれた生地がコチラの2種類です。


 ■ 1着目・・・シャンブレー手もみ麻、ワイン(品番:9014-3) ■

>>>昨年から取り扱っている定番商品で別冊サンプルにも掲載されています。
素材は麻100%のシャンブレー織りで、手作業によるワッシャー加工を施していますのでとても高級感のある風合いとなっています。
麻のシワになりやすいという欠点もワッシャー加工がかかっているとさほど気になりませんし、その上ストレッチが利いているので着心地もとってもgoodです。
清涼感のあるサラっとした素材でしかもシワもあまり気にせずにすむので、夏の羽織り物にはピッタリですね。

 ■ 2着目・・・サマースーティング、ブルー系(品番:3045-3) ■
 
>>>涼しげな水色をベースに白糸とシルバーのラメ糸でボーダー柄を表現した素材です。
光の加減によってキラキラと品良く輝くラメがとても綺麗で、カジュアルと言うよりもむしろエレガントな雰囲気です。
柄の部分以外は全てコットンですので肌触りもとても良く、割と薄手ですので涼しくお召しいただけます。

ちなみに、こちらの生地は色違いでライトグレーとネイビーもご用意していますが、偶然にも時期を同じくして大阪店のお客様が色違いのネイビーでジャケットをお仕立て中ということなので、こちらの仕上がりもちょっぴり楽しみだったりします。



続いてデザインをご紹介いたします。



 ■ デザイン ■

基本デザイン・・・ Pコート(ダブル仕立て)
>>>コートのオーダーシートにあるPコートの絵型をベースにご注文頂きました。

腰ポケット・・・プリンセラインに沿った箱ポケット

バックデザイン・・・センターベント

裏仕立て・・・総裏でキュプラ裏地
>>>夏用のPコートということで当初は裏地なしでお伺いしていました。
が、よくよくお話しを伺ってみるとNさん夏場は結構汗をかくとのことでしたので、夏用の一番薄手のキュプラ裏地をお付けすることになりました。
キュプラ裏地は汗もしっかり吸ってくれますし、裏地には汚れや摩擦などを保護する役割もあるので、総裏にしておけば生地が傷みにくいですね。
ちなみに色目の方は、2着とも表生地と同色のワインと水色でそれぞれシックにまとめられています。



袖ボタン・・・基本的には2着共同じデザインですが、ほんの少しだけ変化を付けられたいとのことで、ワイン系はボタンなし、ブルー系は2つボタンとなっています。

衿の返り部分のボタンにもそれぞれ変化を付けて
>>>袖ボタン同様に細かな部分ですがそれぞれ仕様を変えてみることにしました。
レディースのPコートはラペル(下衿)が返っているタイプが多く、一番上のボタンとボタンホールは飾りになっている仕様が主流です。
そこに目を付けて、1着は衿の返り部分はボタンホールとボタンをなしに、もう1着は飾りですがボタン、ボタンホール付きでお仕立てさせていただくことにしました。

着丈・・・冬用のコートは防寒対策を目的としていますのでショート丈といってもある程度着丈はありますが、今回の夏用Pコートは以前にお仕立ていただいた冬用コートよりも5センチほど短くされています。
具体的に着丈は67センチですが、Nさんのご身長は160センチ前後ですので、ヒップがすっぽり隠れるくらいの長さになります。
ちょうどショートコートのような着丈という訳ですが、イメージとしては→の画像のような感じでしょうか。
ちなみに、Nさんの場合は冬の防寒着ではなく夏場の羽織り物として着用される為、共布ベルトはなしです。



。。。以上がNさんのご注文、麻とコットン素材を使った夏バージョンのPコートですが、さてどんな仕上がりになるでしょうか?
皆さんも次回の「ありがとう!」をどうぞお楽しみに〜!

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