お客様いらっしゃ〜い

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 肉厚素材でもスッキリタイトに。。。

 春先は気温の変化が激しく、都心でも暖かい日が続いたと思えば雪が降ったりとまさに三寒四温の陽気ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
春と言っても3月の朝晩はまだまだ肌寒く、通勤着を全て春物に切り換えるのも少々戸惑ってしまいます。
気候が変わりやすい今の時期は毎日の通勤着を選ぶのにも一苦労ですね。

 さて、そんな時期にご紹介する今月のお客さまは、もうそろそろ任期を終えようとしている冬の素材でご注文頂いた、横浜にお住まいのTさんです。
どんな素材かというと、、、それは毎シーズン根強い人気を誇るベルベットです。
世の多くの女性がその魅力に駆られるベルベットですが、「ベルベットに関する情報をもっとたくさん取り上げたい」というそんな思いから、あえて季節性を無視して今回このコーナーでご紹介することにしました。
ベルベット人気は来シーズン以降も受け継がれること間違いありませんので、皆さん是非ご覧下さい。

 まずはじめに、Tさんからご注文いただいた経緯ですが。。。
最初はご主人のスーツのご相談がきっかけでした。
ご主人のご注文については、もちろんメンズスタッフからということで東京ShopMasterからTさんにご案内差し上げていました。
そのやりとりを最初は私も何となく見ていただけなのですが、何でもTさんご夫妻は逗子でインドカレー屋さんをされているらしく、ご主人は当社まで直接お越し頂くのは難しいということのようでした。

▽▼▽

 このような理由から、ご主人の採寸には当社の提携店へ行っていただく形になり、また生地やデザインについては奥さまのTさんマターで決めていくというスタイルの元、ご注文をお受けしていました。
その流れの中でTさんがお忙しいご主人に代わってお店にお越しになられたのですが、その際にTさんご自身もベルベットジャケットをご検討いただいている嬉しいお話が舞い込み、ここにきて私もようやくTさんと直接お話しをさせて頂く機会が巡ってきました。

 そして、その後もTさんとはベルベットの件でメールでご相談をさせて頂いていたのですが、丁度Tさんからメールをいただいた時は私が代休だっということもあり、ご主人のご注文を担当させていただいていた東京ShopMasterより引き続きご案内させていただいていました。

※前回ご報告いたしました通り、東京店のレディーススタッフに欠員が出たため、私がお休みの時や接客中ですぐにお返事が出来ない時などはメンズスタッフにも協力してもらっています。



それでは、ここからはTさんのご要望事項を大まかにまとめてご紹介していきたいと思います。

本当なら頂戴した全てのメールを掲載したいところですが、それだと莫大な量になってしまうため、ポイントだけに絞ってご紹介していきます。

 まずは生地について。。。

ベルベットでもいかにもパーティー用みたいな気遣いをしなくてはならないのはNG。
仕事へ行く往復や友人に会ったり外出の時に着用したい。
深みのあるブラックで綾のないもの。
張りぐあいはトロンとしていない方がbest、すぐに肘のところが白くなってしまうとか、毛がねやすいのはNG。

 次はデザインについて。。。

バックナンバー紹介した乗馬服のようなイメージ。

 。。。と、Tさんのご要望はこのような感じでした。
また、以前メンズサイトでご紹介したベルベットジャケットも目に留まったようで、この時使用した生地について東京ShopMasterからTさんへこのようなお返事を差し上げました。


 ■ 05.02.04   件名:24Webの方は、、、 ■

 Tさん おはようございます。オーダースーツのヨシムラ(吉村)です。
今朝も寒い朝ですね。いかがお過ごしですか?

さて、昨夜は2通もメールをありがとうございました。
返信を忘れていた1通までご丁寧にお返事いただき恐縮です。

ご質問いただいたメンズで登場したFさん(下記URL)ですが
http://www.vightex.com/thanks/2004/04_12/index.html
この方のオーダーで使用したベルベットは今日届くベルベットとは違う物です。

私が何故こちらをご案内しなかったかと言えば、質感が明らかにご用意したサンプルより劣るからです。
男性は女性より扱いが雑ですから、こういった面でFさんにはお断りした上で品質の一番良い物ではなく、1ランク下の扱いやすい物をオススメいたしました。
(今シーズンメンズの既製服で流行っていたベルベットはこれよりも更に低い品質です。)

一方、Tさんの場合はもっとエレガントな物を期待されているかと思い、毛足の長い良い方をご用意した次第です。(実際にお値段的には同じなのです。。。)

何れにしましても日曜日お越し頂く際には、Fさんで使用した生地があればそちらもご覧頂けるようにいたします。
ただ、露払いになってしまうような気がしますが・・・

それではどうぞよろしくお願いいたします。
オーダースーツのヨシムラ 東京SHOPMASTER_吉村

PS:乗馬服の方はもし今日デパートに行かれるのでしたら携帯かなにかで写真を撮っていただけると助かります。
「家に帰って主人と検討するから。。。」といえばデパートの方も嫌な顔はしないと思います。

 ☆★☆ レディース担当三谷より一言・・・☆★☆
 Tさんより生地については何通かメールを頂いていましたが、やはりサンプルだけでも見てみないことには何とも決められないですね。
ちなみに、今回Tさんにご覧いただいた生地のサンプルは↓の2種類です。


●1つは、ニーディック社のベルベットに近いもの
国産でNO.1のアゲハラベルベットの物で、素材としてはコットン100%に近いベルベットです。
ニーディック社はベルベットではとても名の知れたメーカーですが実は一昨年日本で言う会社更生法の適用になってしまいました。
そのため、現状では商品が動きにくく、別メーカーでご用意せざるを得なくなったのです。)


●2つ目は、当社で在庫しているコットンベルベット
混紡率はコットン40%、ポリエステル60%で、多少ストレッチ性があります。
始めにご紹介した物と比べるとやや風合いは劣りますが、それでも既製服で売られている物と比べるととても良い商品です。
使い勝手を考えるとこちらの方が良いかもしれないと思いお送りしてみました。



そして、その後はデザインのご相談と採寸のため早速ご来店いただけることになりました。
Tさんがご来店されたのは土曜日ということで、毎度の事ながら店内はお客様でごったがえしの状態です。

極力お客様にご迷惑が掛からないようにと、特に土曜日にご来店頂くお客さまには時間帯別にくぎってご予約を頂くようにしているのですが、そのお陰でTさんとはじっくりお話することが出来ました。
まずは肝心の生地の方ですが、最終的には見本をお送りした中の、ストレッチ性のコットンベルベットのブラックで決定です。
あいにくその時は品切れしていたため、急遽メーカーよりお取り寄せすることになりました。
このベルベットは、今までにも何度もご注文をお受けしたことがあるのですが、仕上がりの雰囲気がとってもが良く、その当時もwebでアップしたところ瞬く間にご注文が殺到し、あれよあれよと言ってる間に品切れたほどの人気ぶりなんです。

 ☆★☆ ベルベットについて一言・・・ ☆★☆

 通常、毛並みのあるカシミヤやアンゴラなどは毛並みに沿って純目で仕立てしますが、ベルベットや一部の毛並みのある高級なコーデュロイなどは、毛並みが下から上へ向くように逆毛で仕立てます。
なぜ、逆さまにして仕立てるのか?その理由は光沢をより綺麗に見せるためなんです。
下の画像の左側が毛並みを逆毛にした状態。
右側は逆に毛並みを純目に取った状態。
ご覧頂きどうですか?どちらがより綺麗に映るかは、一目瞭然ですね。


このように逆毛に仕立てることで、出来上がった洋服は深みのある色合いと光沢感がよりいっそう綺麗に出ます。
ベルベットはメンテナンス面では多少気をつかうところもありますが、この何とも言えない光沢感を見ればその苦労もふっとんじゃいますね。
この深みのある色合いや輝きこそ、世の女性を魅了する理由なんだと思います。



そして、生地も無事に決まり今度はデザインですが、Tさんがイメージされているのは、デザインは両端の画像のような乗馬服風で、そしてシルエットは中央の画像のようなウエストを極限まで絞ったスタイルです。


そして、↑の画像を元に、最終的にはこのように決まりました。

 ■ 基本デザイン ■

シングルテーラードジャケット
  ・・・3つボタン(ボタン位置高め)
襟型・・・テーラー襟(襟巾7cm)
胸ポケット・・・箱ポケット
腰ポケット・・・両玉ふた付きでハッキング
       チェンジポケット付き
›››前回の「いらっしゃ〜い&ありがとう」でも紹介しましたが、この仕様は最近結構人気があるんですよ!
   
袖口・・・4つボタン
フロントカット・・・レギュラーカット(Aカット)
バックデザイン・・・ノーベント

 出来上がりのシルエットはかなりタイト目をご希望ということもあり、ご来店の際にはTさんが現在お持ちのスーツの中で一番シルエット(絞り具合)が気に入っている上着をご持参いただきました。
ただ、お持ちいただいた上着は生地が薄手だったため、そのままのサイズでお仕立てすると今回のベルベットのように肉厚の生地では着心地が窮屈になってしまいます。
そこで、今回は見本服よりも若干余裕を持たせたサイズでお仕立てすることにしました。
でも、それでもウエストなどはかなりタイトな方です。

通常、上着のゆとりはタイト目にお仕立てした場合でも約15センチ程度で設定しているのですが、今回のTさんのウエスト周りは実寸+約9センチ!
ワンピースでもだいたい5〜8センチのゆとりを持たせているのですが、そうするとTさんのジャケットがいかにタイトかという事が分かりますよね。
こんなにもタイトなジャケットが着られるなんて、本当に羨ましい限りです。

 ☆★☆ レディース担当三谷より一言・・・☆★☆
 。。。以上で今回のいらっしゃ〜いはおしまいです。
既にご注文のジャケットは出来上がっているのですが、これは次回のおたのしみに取っておきたいと思いますので、皆さんも次回の「ありがとう」をお楽しみに〜。
(Tさんご本人の登場はもとより、お店の突撃リポートなんていう美味しいおまけもあったりして。。。)

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