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 4月の「お客様いらっしゃ〜い」ナイスミディなファッション

全国各地でそろそろが咲き初めましたが、朝晩はまだ寒いですね〜。
それに昔から春雨とはよく言ったもので、雨が降るたびに『お花見の前に桜が散ってしまうのでは。。。』とついつい心配になってきます。
桜の見頃は約1週間ちょっとと、とても短い期間ですので、せめてその期間だけが思い切り鮮やかに咲いて欲しいものですね。

さてさて、4月の新年度に向けて新しい生活を始める方が多いこの時期は、新生活に向けて洋服を新調する方も結構多いんですよね。
お陰様で当店レディースも、春夏に向けてスーツを新調される方が沢山来られ日々大忙しですが、
つい先日も平日にも関わらず3人組のお客様がご来店されたばかりですので、今月はその時のご注文を皆さんにご紹介したいと思います。

それでは、まずは3人の方のプロフィールから。

お客様 ・・・ リピーターのNさんと、そのご友人のHさんSさんですが、お三方ともここ最近のファッションブームの'60Sに青春時代を過ごされたミセス世代の方々です。
しかもお住まいは滋賀県と、大阪からは結構距離がありますが、長距離の移動もなんのその、皆さんまるで遠足にでもこられたかのようなフレッシュな気分で(実際にそのようにおっしゃっておられました。)楽しんでおられたご様子です。

ちなみに、Nさんは今回で2度目のご注文となりますが、実はご注文を頂くようになったきっかけはNさんの息子さんからのご紹介でした。
親子揃って同じ店でオーダーをされるなんてとっても仲が良くて素敵ですね〜。
もちろん初めてのご注文の際には息子さんとお二人でご来店されたのですが、その時はスカートと赤のカシミヤのコートをご注文されました。
こちらの画像がその時ご注文いただいたコートですが、赤と言っても関西マダム流のド派手な雰囲気(←読者で関西にお住まいの皆さんすいません!)ではありませんよね〜?
ワインレッドのような色彩の赤色のロングコートはとても上質で高級感があってお洒落ですが、女性にとっては赤いコートはいくつになっても憧れかも知れませんね。

...と、このようなミセス世代の方3人が今月のお客様ですが、上述の通り3人とも恐らくあの60年代に青春を謳歌した方々に違いありません。

既にDCブランドなどを経験していて、基礎がしっかりある第1お洒落世代という感じがしてならないのですが、選び抜かれた素材と確かな仕立てを最も大切に考えた本物志向の大人の女性が3人も来られたとなると、私も気合いが入りまくりです。

鼻息が荒くなるのを抑えつつ、一人一人のお客様のご要望やご相談をじっくりとお伺いするつもりでいましたが、私一人で一度に3人のお客様のご対応をするのはさすがに無理があります。

そこで当店一番のマダムキラーと呼ばれている(失礼!本当は世代問わず人気があります。)幸福さんに急遽助っ人を頼むことにしましたが、さすがはその道のプロの幸福さん(本当に「こうふく」と読みます)。

女性3人衆の中に何の違和感もなくすっと溶け込んでいくではありませんか!
その道のプロと言うと変な誤解を受けるかも知れませんので、ちょこっとフォローをしておきますと....

幸福さんはは普段は主に生地部門の営業業務を担当しているのですが、出張販売で地方のお客様のもとへ出向いた際などは、第一線で洋裁に携わっていらっしゃるいわゆる熟年層のオバサマ方にとても大人気なんです。

気さくで人当たりが良く後輩の面倒見も良いですが、年上の方から見れば多少やんちゃな面があってもどことなく憎めない....きっとそんな性格が年上のオバサマ方にも可愛がられるのでしょうね。
(それに名字も変わっているから、余計にインパクトがあってすぐに覚えられるのでしょうね。)

そんな幸福さんですが、前職でもスーツの販売をしていただけあってスーツに対するこだわりはかなりのもの。
そういった面をSHOPMASTERにも買われ、昨年末より満を持しての登場となった今や我がオーダー部の心強い助っ人の一人です。

女性4人+男性1人ということで店内はそれはもう大騒ぎですが、幸福さんの助っ人のお陰で、生地選びからデザインのご相談、採寸まで比較的スムーズに事が運びました。

それでは、早速3人のご注文をご紹介いたしたいと思います。

お〜っ...とその前に、
皆さんの今回のスーツのテーマですが、すばりテーマは『旅行にも着ていけるお洒落着』です。
SHOPMASTERの清水さん曰く、かつては新婚旅行にもスーツを着ていくのがある種の定義とされる時代があったようです。
(ちなみに、その当時の新婚旅行先のメッカは宮崎県なんだそうです。)
また、社員旅行などで温泉地へ出向く際も男性はビシッとネクタイをしめて紺のスーツで...というのが一般的で、女性も帽子をかぶるなどのファッションが流行だったそうです。
さすがに今となってはその風習が色褪せつつありますが、そこはさすがは第1お洒落世代の方々、今もなお洒落に対する意識は忘れさられることなく持ち続けておられます。

でも、
現実問題、お洒落なミディ達はどこでどんな服を買っているのでしょう?

若い頃から愛用しているブランドがある人は、サイズを直しても恐らくそのブランドを買い続けているはずですが、多くの人たちはデパートなどで落ち着いたシブめのキャリアファッションなどに狙いをつけているはずです。
でも、そんなミディの方々は、必ずしも現状に満足している訳かと言えば決してそうではないそうです。
実際にご来店の際にお話しをお伺いしたのですが、やはり体型の変化と共にこうした服には必ずサイズや着心地やデザインへの不満がつきものだそうです。
だからこそ今なによりも求められているのは、豊富なサイズ、着心地、動きやすさ、品質の良い素材・・・そして高いファッション性だと、今回皆さんのお話を伺ってつくづく考えさせられました。

それでは、話題を元に戻しまして、まずはリピーターのNさんのご注文からご紹介いたします。

生地・・・ウォッシャブルピュアリネン ベージュ(3148-1)
>>>シャキッと清涼感漂う麻素材がさわやかな夏の着こなしを演出しますが、昔から麻のスーツは夏のたしなみとされていただけあって、上級な夏のカジュアルが楽しめます。
また、麻の中でも最も高品質なのがリネンなのですが、この生地は正真正銘のリネン100%でとっても軽やかで涼しげです。 皺になりやすいリネンをあえてスーツとして着こなすというあたりが、お洒落で本物志向なミディ世代ならではですね。

デザイン
基本デザイン・・・シングルラウンドネック ロールカラー付き
腰ポケット・・・アウトポケット>>>夏場のカジュアル着にピッタリな雰囲気です。
胸ポケット&袖ボタンなし>>>かっちりしたキャリアのスーツと違って、スッキリとさせるところはスッキリと。
裏仕立て・・・背抜き>>>麻のような清涼感のある素材には、背抜きや裏地をあまり使わない大見返しがおすすめです。
タイトスカート バックベンツ入り
ノータックのストレートパンツ

さて、お二人目のHさんのご注文は....
生地・・・2Way ロムナシャークスキン グレー(3008-2)
>>> シャークスキンはその名の通り、サメの肌のような織り模様ですがプレーンな無地と比べてなめらかでありながらシャープな印象を感じさせる素材です。
凹凸感がって高級な雰囲気はまさにオーダースーツならではですね。
それに、縦横両方に伸び縮みする2wayのストレッチですので、長時間着ていてもまったくの疲れ知らずです。

デザイン
シングルラウンドネック ロールカラー付き
腰ポケット・・・両玉フタツキ
フロントカット・・・スクエアー
袖ボタン・・・1つ
ワンタックのストレートパンツ
ノンプレス
ジャケットはウエストの絞りを強調させない程度にゆったりと

そして最後はSさんのご注文です....
生地・・・ストレッチリネン ライトベージュ(3002-1)
>>>軽さと涼感が夏にうれしい、さわやか麻混素材。ルーズでリラックス感と繊細さを合わせ持つ麻も、ポリエステル混合だと麻100%に比べる皺になりにくいので比較的取り扱いがラクですが、おまけにストレッチ性もあり着心地も◎です。
麻独特の風合いはそのままちゃんと生かされていて、それでいて麻の硬さやザラつきは程良くカットされているあたり、なかなか優れものですね。リネン初心者にはとてもおすすめの生地です。

デザイン
シングルテーラード3つボタン
クローバー衿>>>衿は丸いラインでエレガントに。
腰ポケット・・・フタツキ(斜め)
裏仕立て・・・背抜き  袖ボタン・・・2つ
タイトスカート バック中央スリット入り
ジャケットはウエストの絞りを強調させない程度にゆったりと

今回はHさんSさん共にウエストなどはあまり絞らず、比較的ゆたりとしたシルエットをご希望されましたが、お腹回りや袖ぐり、ヒップなど若い頃とは体型が違っている中で、いったいどうやって着やすさを実現していくか?正直このあたりは今回のご注文では結構苦労した要素でした。
ただ単にゆとりが大きければ良いというものではないですし、長い時間着ていてもラクでしかも着た時に格好が良く、体型をカバーしてくれる。。。う〜んなかなか難しい。
でも、このようなぜいたくなご要望には、当社のようなオーダースーツが最もぴったりなのではないでしょうか(ちょっとセールスしすぎましたか?)

☆★☆ レディース担当藤本より一言・・・☆★☆
今月の『いらっしゃ〜い』はここまでです。
今回のお客さまは、洋服に慣れ親しんできた期間が私達の倍近くなのですから、もちろん洋服に対する思い入れもひとしおです。
果たして、3人のお眼鏡にかなうようなスーツに仕上がってくるのでしょうか???
ひとまずは幸福さんと念入りの打ち合わせや確認の上、工場への指示書作成に取り掛かりますが、ご覧のようにお客様が重なると資料や生地、見本服がそこらに散乱していてるので、まずはこっちから片づけないと。。。

幸福:え〜..っとこの生地誰の分だっけ?
私 :間違えたら洒落にならないですよ〜

...と、このような感じでバタバタした中、無事工場への職出しも済み、後は3週間後の出来上がりを待つばかりです。それでは皆さん、来月のありがとうを是非お楽しみに〜。

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