お客様いらっしゃい

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 9月の「お客様いらっしゃ〜い」レディース初の外販です!

夏物のセールが終わり、お盆休みを前につかの間の息抜きができる8月初旬、一本の外販依頼のお電話を頂きました。
たまたまSHOPMASTERが電話を取り、私はその横で話を聞いていたのですが...
どんな会社さんからのご依頼かというと、コネクトさんというハーブの専門店をしている会社さんで、何でも東京ビッグサイトで行う展示会での制服を仕立てて欲しいとのことでした。

8月というと私達レディースオーダー部門は、上着のニーズが減るためメンズ以上に売上の着数が落ちる1年で一番辛い時期
そんな時に着数が見込めるこんなお話はとてもありがたい限りで、しかもそれがレディースなんで私としてはホント飛び上がるほど嬉しかったです。
でも話が進んでいくとどうやらSHOPMASTERの顔色がすぐれません。。。
どうしたのか?と横で聞き耳を立てていると。。。

『ありがとうございます。是非お伺いします。』
>>> この辺SHOPMASTER嬉しそう
『・・・えっ、8月中のお納めですか?!』
>>> ちょっとだけ顔色が曇る
『う〜ん、、、採寸のため皆さんはいつ頃揃いますか?
>>> 顔色が黄色くなる。
『え゛、タグですか?』
>>> 顔色が青くなる。

その場では私はSHOPMASTERの話だけしか聞こえなかったので良く解らなかったのですが電話が終わって話を聞くとどうやらこんな内容でした。
  1. 外販で採寸に来て欲しい。(人数は25人位でレディースがメイン)
  2. メンズレディース兼用の生地で同じデザインで。
  3. 納期は8月末(カレンダーの関係から8/29)
  4. オリジナルタグを上着とパンツに付けて欲しい。(ただしタグの出来上がりが8/29予定。)

詳細を聞くと、、、SHOPMASTERならずとも私も真っ青
売上は喉から手が出るぐらい欲しい時期だし、でも出来ないことを約束するわけにはいかないし...ということでSHOPMASTERも即答は避け、工場とスケジュール調整をする事にしました。

■□■ ちょっと一言・・・(縫製工場について)■□■
皆さん、のスケジュール、8/5にご注文で8月末にお納めだったら別に大したこと無いんじゃない?...と思います?
でもこのスケジュールは8月ならではなのですが無茶苦茶厳しい納期なんです。
一般的に、国内縫製では大抵この時期は縫製工場がお盆休みを取り、これが大体どこでも1週間〜10日あるんです。
そうすると、この間は全てがストップしてしまって。。。
今回のスケジュールではお盆前の8/12までに採寸が完了したとしても8/13〜19まで工場が休みのため8/20〜8/28までの実質9日しか期間がないのです。
いくら工場側の問題だからと言ってもこのスケジュールは深刻でした。
挙げ句にタグを付けなければなりませんし。。。SHOPMSTERならずとも「とほほ。。。」です。

...ですが、これで引き下がるような優しいSHOPMSTERではありません。
NOから入らずYESを見つけようとするところが当社の良いところで、工場の担当の方にお願いすると、何とかしてくれるとのこと!ラッキー!!
早速その旨SHOPMASTERに伝え、SHOPMASTERもコネクトさんへOKの返事。

ちなみにこの時点でお話はまだ何にも決まっていません。
 大切な生地のことも、デザインのことも、そして価格のことも、決まっているのは納期だけ。
「SHOPMASTER!大丈夫なの?」
吉村 『うん、生地は三谷さん探してね。僕レディースの生地分からないから。。。』
ひ〜っ、そういうオチか!あぁ忙しい〜。」

そして、採寸のスケジュールも決まりました。
急な話と言うこともあり、なかなか一同に皆さん集まることができません。
最終的にはコネクトさんが同じ千代田区にあったこともあり、4回に分かれての採寸でしたが何とかスケジュールがまとまりました。

ちなみに本稿のタイトルにも書きましたが今回の外販 私にとっては初めて客先へ出向いてのオーダーで実はドキドキものでした。
一方、一緒に行ったSHOPMASTERは外販慣れしているせいか手慣れたものだったんですが、私があまりに緊張しているので気遣ってか、外販のポイントを色々教えてくれました。

『三谷さん、制服とかのニーズだと、会社の思惑(制服としての統一性)と着る人の思惑(折角だからお洒落に着たい)というのがぶつかり合うからね。だから先方のどなたが皆をまとめる力があるかを見極めるんだよ。そしてその人に説明するんだよ。etc』う〜ん、なるほど・・・

そして、コネクトさんに到着です。
どんどん緊張していく私を後目にSHOPMASTERは建物の中をどんどん先に行きます。
吉村 『こんにちは!!オーダースーツのヨシムラです。Kさん(ご担当者)いらっしゃいますか〜?』
「ひ〜っ、怖い人が出たらどうしよう。。。」
Kさん 「わざわざ有り難うございます。初めまして・・・」
>>> 結構イケメンだ!

う〜ん、いきなりフレンドリーに会話が始まってます...KさんとSHOPMASTER初顔合わせなのに・・
この辺SHOPMASTERのずうずうしさ、(いえ、営業力)尊敬に値します。
... で、お互い自己紹介も済み、早速商談です。
決めなきゃいけないことは山積。(生地のこと、デザインのこと、お値段のこと)

でもこれもある程度事前に想定していたので候補の生地を4〜5点ご用意していましたし、
デザインも制服だからほどほどシャープな印象を出して、男女同じデザインだからあんまり女性らしくしすぎないものを提案し...先方の意見もその場で取り入れて。。。
お値段の方も大量注文ですから少しサービスさせて頂いて。。。
SHOPMASTERもギリギリの線で考えていましたからあっという間に商談終了。

『オジサン達がよく言う難しい商談ってこんな簡単なの?』という感じです。

それではどんなデザインになったかというとこんな感じ
皆さんも職場でこんな制服があったらどうですか?
生地
>>>9071-4(TWカームスキン)
TWというのは業界用語では「ティーダブ」といってポリエステルウールで耐久性のある制服などにはピッタリの素材です。

基本デザイン>>> シングルテーラード3つボタン
腰ポケット>>>
フラップをスクエアー、ハッキング(斜め)にしてシャープな印象に
袖口>>>
4つボタン重ね オーダーっぽくてGOODですね。特に当社の本水牛ボタンはこれだけでも結構高級感が出ます。

以上が3点が男女共通仕様で、レディースではこれに加えて次の点にこだわってデザインを決めました。

着丈>>>今回私が重視したのはここでした。
基本が3つボタンでしかも腰ポケットがシャープに見えるスクエアーカットのハッキングポケットでしたから、どこかでレディースらしい所を取り入れないといけないと思い、着丈をレディースらしく若干短めにしてヒップを少し出すようにご提案しました。
でもこれって着る人が違って一人一人にご希望を伺っていると今度は全体としてのまとまりがつかなくなりますから、この点は女性の管理職の方にだけお話しして各人のご身長に応じて一定割合で着丈を決めることにしました。

ウエストの絞り>>> これも結構大変でした。
レディースにとってウエストラインは重要ですよね。
ですから、ご注文された社員の皆さんも結構意識されていたのですがこれも制服と言うことである程度統一しないといけないし。。。
う〜ん、個々人の意見統一は大変です。
でも最終的には、この制服を着て結構身体を動かすとのことで作業性重視の観点からウエストの絞りも作業性重視であまりタイトにしすぎないように統一しました。

股上の深さ >>>これが一番大変。
実はきっと「お客さまありがとう!」でご紹介すると思いますが一番今回苦しんだのが『股上の深さ』でした。
会社としては制服と言うことで「作業性重視」とはっきり聞いていたので標準的な股上の深さで仕立てる予定にしていたのですが、採寸する度に皆さんから『股上は浅く、ローライズで。。。』と言われてしまって。ホント困りました。
お願いどっちかに決めて。。。途中で変更できないも〜ん」
「股上浅くすると作業中パンツ見えちゃうよ〜。」
...ということで(?)デザインが決まりました。

さぁ〜、これでOK!と私的には思っていたのですが、ふと会社に戻り考えてみると、そういえばタグのことがありました。
これどうするんだろう?恐る恐るSHOPMASTERに尋ねると...
『ウン、三谷さんタグ付けやって。29日の朝納品するから夕方までに...』
「やっ、やられた〜 どぼじよ・・・」と、動揺するところなのですが、そこはさすがこの道でやっている当社です。
いざとなれば自分たちで針仕事ができるスタッフが大勢います。
こういった事では率先して針を持つ職人白崎氏を初め、レディースの宗方さん、メンズの北君そしてアルバイトで服飾専門学校と掛け持ちの前田さん緑川君etcスタッフに事欠くことがありません。
そこで、こちらの方はお任せすることにして、ふ〜っ、ようやくこれで目処が立ちました。

さて、さてどんな出来上がりになるんでしょうか?
今回は自社でタグ付けもしたりいつもと違った目線なので私も出来上がりが楽しみです。

☆★☆ レディース担当:三谷より一言・・・
コネクトさんってこんなトコ。
初めてお邪魔する際、WebSiteがあるとのことでしたので下調べしてコネクトさんがハーブ製品を販売している会社とは聞いていましたが、お邪魔してみると。。。
さすがハーブを販売しているだけあってオフィスはハーブの香りが漂いリラックス効果バッチリ!でした。
出されたお茶もさすがのハーブティーでとても美味しかったです。ご馳走様でした!!
その上社員の皆さんは、会社があっちこっちのデパートでハーブを販売する店舗を持っていることもあってか、ホント見事なまでに社員の皆さんのスタイルが良くって。。。
身長はもちろん、足も長いし。。。よくぞここまでスタイルの良い人ばかりを採用したものだと感心しました。

出来上がり時には皆さんと私でご一緒の写真を撮りたいと思ってますが、きっと私はチビ映るんだろうな。。。

でも皆さん明るく元気良く、GIFT SHOW頑張ってくださいね〜。

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