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 12月の「お客様いらっしゃ〜い」今年のレディースのコートは?

今年は冬の訪れが例年よりも早かった影響で、衣料品業界もコート商戦が思いのほか好調だそうです。
もちろん、当社でもそれは例外ではなく昨年以上に出だし好調で、特にレディースの場合はコートは今年本格的に始動したといっても過言ではないほどです。
ハリスやカシミアといったコートの王道素材からアンゴラまでとお陰様で色々なご注文をお受けすることができました。

それに共同購入でも、いつもはメンズの方が圧倒的に多いのに対して、先日のカシミアでは、ここぞと言わんばかりに数人のレディースの方にご参加頂けました。
いつもはメンズばっかりで本当寂しい思いをしてたんです..グスン(T_T)
それだけにレディースの受注が増えるのは本当に嬉しいですよね。(私の会社での立場も微妙に違ってくるしね・・・って違うか?笑)

(さてさて、私のレディースの受注自慢はこの辺でおいといて)
それで今回のUPはと言うと、今シーズン受けたコートの受注の中で、特に印象に残ったおふたかたのオーダーをご紹介させて頂こうと思います。
一体どういうオーダーかって?それはというと...

●どちらも当社が所有する既存のデザインでは対応が利かない、いわゆる特注扱いなんです!!
少々誤解を招いてしまうような大袈裟な書き方をしてしまいましたが、もちろん初めから無理難題をお受けしたと言うわけではなく、お客様から「こんな 風なデザインで〜」と伺ったのを、
私が勝手に、『これなら△△の型を利用して袖付けや襟部分をこうアレンジしたら出来ないこともないんじゃない〜』と、
軽い気持ちでお受けした(ご提案してしまった)のがそもそもの発端なんですが...。

まず最初に、当社でお受けでるコートのデザインの種類ですが...
コートの縫製を依頼している工場の所有するパターンは限られていて、ベースとなる型は

シングルチェスターコート(シングルテーラードコート)
ダブルチェスターコート(ダブルチェスターコート)
ラグランステンカラーコート

...の計3種類で、
それにボタン比翼or打ち抜き、襟やポケット、袖デザイン等を変更可能な範囲でアレンジしていくことになります。
襟や袖口(例えば本切羽や重ねボタン)ポケット等のデザインや、パイピング、ボタンホールの色変更等の細かな仕様もスーツと違ってお受けするのは非常に至難の業で、スーツほどお受けできないというのがホントの所です。
決して弁解する訳ではありませんが...年回を通してある一定した数量の受注量を誇るスーツに対し、コートの場合は1シーズンに受注が偏ってしまう為、スーツと比べるとどうしてもマイナーな存在となってしまい工場の方もパターン的な対応が少なくなってしまいがちなんです。

そういった状況の中、私が今回どういうオーダーをお受けしたかというと....
 
 まず最初に、大阪府にお住まいのリピーターUさんのオーダーですが...
基本となるデザインはステンカラーとごくごくオーソドックスなタイプで、女性には根強い人気のスタイルです。
ステンカラーコートは永遠の定番コートといったところでしょうか?もちろん私も持っています。
じゃあ一体どこが大変なの〜??
それは何を隠そう袖の付け方なんです!!

当社ではステンカラーの場合、袖付けはラグラン仕様が基本となるのですが、今回Uさんはラグラン袖ではなく、チェスターコートのような付け袖タイプがご希望でした。

下の3つの画像を比較してみるとすぐ分かるのですが、
当店でご用意できるパターンが
左:付け袖タイプのテーラードコート>>Uさんのご希望は『』がこれ!
右:ラグラン袖のステンカラーコート>>Uさんは『』がこれ!

一方でUさんがイメージされていたのは下のデザイン。

つまり、当社のパターンだと左の方だと襟がスーツライクな襟になってしまいNGですし、右の方だと今度は袖がラグラン袖なんで×。
つまり帯に短したすきに長しなんです。




トレンド的にはコートの場合、袖付けは、襟ぐりから脇下にかけて斜めに切り替えが入った、肩から一続きになったラグラン袖タイプが昔から主流でした。
が、最近ではスーツと同じような付け袖タイプの物も結構出回り始めたと同時に、比較的若い世代の方には付け袖タイプの方が人気があるみたいです。
もちろん、ラグランにも良いところはあり、上品さとフェミニンさで言えばラグランの方に軍配があがりますし、何より肩のラインがゆたっりとしている分着ていてもラクなんですけどね〜。

ただし、Uさんのように普段ラグランタイプを着慣れていない方には着心地も妙な違和感を感じられるかも知れないですし、視覚的に肩が張ってしまって見えるかもしれないので、こればっかりは本当お好みになってくると思います。
私自身、付け袖の方が好きというか付け袖に慣れてしまっているということもあり、
Uさんに『それじゃぁステンカラーで付け袖も出来るかどうか、工場へ問い合わせてみましょうか〜?』なんてお気楽に構えていたのですが、その分工場の方はとっても大変だったみたいです。
(工場の皆さん本当にゴメンナサイ!)

その他にも、袖口のタブ付きやウエストベルト等色々と迷ってらっしゃったようですが、とりあえず今回はどちらもなしのいたってシンプルな仕様となりました。
そう言えばご来店の時着てらっしゃったコートの腰ポケットはファスナー仕様だったけな?
腰ポケットについては言うまでもなく、あえなく撃沈です。(Uさんゴメンナサイ!)
☆★☆ レディース担当藤本より一言・・・
Uさんのようにステンカラーコートで、袖付けを付け袖に変更は可能ですが、サイズ面での規制がありお客様のサイズによってはお受けできないケースも場合もあります。
ですので、もしご希望される場合は事前にレディース担当までご相談下さいね。
さてさて、そんなUさんの出来上がりは、続編の『ありがとう』のコーナーでのお楽しみにとっといて、
次は福井県にお住まいのリピーターOさんのコートをご紹介しま〜す!

Oさんは今回ご夫婦揃ってカシミアのコートのご注文を頂いたのですが、Oさんの場合オーダーシートとご一緒に一枚の雑誌の切り抜きが送られてきました。
ちなみにOさんから送られてきた切り抜きはこんなのです→

う〜ん、これも一見パット見は普通のチェスターコートに見えますが、よく見てみると襟のデザインが上襟と下襟の襟幅がほとんど同じで(ちょっとアルスター風?)それに襟幅も太くとっても特徴のあるデザインになっていますよね。
それに脇下からのダーツやといい簡単なようで結構難しそうです。
でも、それ以外のこのコートの特徴と言える袖のタブ付きやウエストベルト等は、別仕様で工場へ指示を出せばなんとか受けてもらえそうです。(ふ〜良かった)
◆◇◆_ウエストベルトについてちょっと補足_◆◇◆
ご希望頂いた場合、オプション費用+2,000円で共布でベルトを付けることは可能です。
が、既製品などに多いよくバックル付きのベルトに関しては、今のところバックルは黒色しかないため黒以外のコートでは対応不可です。
でも、バックルなしでもウエストで一周させてギュッと縛る分には全く支障はないので、ベルトをご希望される方は、別途レディース担当までお申し付け下さい。
 
さてさて、今回のコート、スタイルはお二人それぞれに違うけどご注文をお受けした時期がほとんど同じで、それにお二人とも特注仕様。
正直、工場への仕様書作成や、それよりも仕様書を工場へ送ってからの工場長との電話での打ち合わせの方が大変だったのですが、苦労した分出来上がりがとっても楽しみですね。
出来上がりは次号の『お客様ありがとう』のコーナーでご紹介いたしますので、皆さんもどうぞお楽しみに〜!

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