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 三者三様!素敵なコートが完成しました!

 街では早くもクリスマスのイルミネーションがちらほら見かけらるようになりました。
本格的な冬の到来ももう間近ですね〜♪

 さて、いよいよ本格的に寒くなり始めたこの時期、ちょうど前回ご紹介しました3人のお客さまのコートが続々と完成してきましたので、皆さんにも早速ご紹介したいと思います。

今回のご注文は、シャネルのコレクションにも使用されたお洒落なコート素材に、当店初のご注文となるスタンドカラータイロッケンコートと、どれも見所満載のスペシャルなコートです。
ご注文いただいたご本人はもちろん、読者の皆さんも出来上がりの公開を楽しみにされていたのではないでしょうか?

★詳しいオーダー内容をお知りになりたい方は前編のお客さまいらっしゃ〜い をご覧くださいね。

Sさん
Hさん
Fさん

それでは、まず始めにご紹介するのは、、、



 Sさんのステンカラーコート

 Sさんのコート地は縄編み模様のとってもお洒落な雰囲気ですが、これはシャネルツィードでも有名なツルニエ社の生地で、しかもこの生地は実際にシャネルのコレクションでも使用されたことのあるぐらいなんです。
その上、さらにところどころに別生地を用いた、ものすごくお洒落でゴージャスな印象のステンカラーコートです。
具体的には、ステンカラーの衿の部分と腰ポケットのフラップ、背バンドに別生地を使用したのですが、さてさてどんな風に仕上がったのでしょうか?

お待たせしました!それでは早速出来上がりをご覧下さい!

皆さんいかがですか?とってもお洒落なコートですね〜。
私も出来上がりを見た瞬間可愛い〜!!と思わず声をあげてしまいました。
生地が縄編み模様で少々肉厚な感じに思われますが、実際に出来上がったコートはそれ程肉厚な感じもなくシルエットもスッキリしていることにもちょっと驚きです。



次に、こだわりのディーテールにスポットを当ててみますと、、、

ポイント1・・・衿、腰ポケット、背バンドに別生地を使用
>>> コート地のボリュウーム感に負けないぐらい、別生地にもそこそこの肉厚感が必要。
と言うわけで、カシミヤビーバーのベージュ(品番:7395-2)を別生地に使用したのですが、ベビーアルパカとのマッチングもとってもgoodでした。

ご注文当初、別生地の候補として毛足の長いアンゴラビーバーも挙げられていましたが、毛足の長い物は脊バンドには不向きということや、実用面を考えると、今回の選択はとてもナイスだったと思います。
衿別生地
衿別生地
脊バンド
脊バンド
腰ポケット
腰ポケット

ポイント2・・・木のボタン
>>> ボタンはSさん自らご用意いただきました。
木のボタンSさん曰く「このコートには絶対、木のボタン!!」と、ご注文当初から決められていたそうです。
と言うわけで、こちらがそのお持ち込みいただいた木のボタンですが、いかがですか?
クラシカルでどことなく素朴な印象さえもありますが、コートの雰囲気にとっても良く合っていますね。

さらに、ボタンを縫いつける糸はコートの地の色に近いベージュ系で、クロス掛け仕様と、細かなところまでしっかりとこだわっているんです。

 ☆★☆ レディース担当三谷より一言・・・ ☆★☆

 今回のSさんの仕上がりですが、、、実はちょっとしたハプニングもありました。
どのようなハプニングかと言うと、、、

実は、最初の仕上がりでは背バンドが共布で仕上がってしまっていたのです。
これは大変!と慌てて工場へ連絡をし、大至急背バンドの作り直しを依頼しました。
「でも、折角作った共布の背バンドを使わずにいるのは勿体ないし...何か良い方法はないかな、、、」
なんて考えている内に、ある名案が思い浮かびました。
それはどんな案かというと、、、

当初、背バンドは後ろ身頃にピタッと取り付けるタイプで工場へも指示していたのですが、これを取り外しが可能な背バンドに変えてしまおうという手段です。
と言う訳で、背バンドにボタンホールを取り付けるよう、急遽工場へ依頼することにしました。

...と、今回こうして出来上がってきたのが、取り外し可能な背バンドです。
間違いは間違いとしてしっかりお詫びしなければならないところですが、今回は怪我の功名とも言うのでしょうか、結果的にはSさんにとっても嬉しいサプライズとなり、私もホッと一安心です。
脊バンド 脊バンド


以上がSさんのステンカラーコートですが、とってもオリジナルティ溢れる、お洒落でリッチな雰囲気のコートになりましたね。
脊バンドの件ではちょっぴりご迷惑をお掛けしてしまいましたが(Sさん本当にゴメンナサイ!)どうか両方の脊バンドの雰囲気を楽しみながらご愛用下さい。


 Hさんのスタンドカラーコート

 スタンドカラーは今回が初のご注文となりますが、前回お客さまいらっしゃ〜い のコーナーでご紹介を機に、ちょくちょくお問い合わせをいただくようになりました。
トレンドのミリタリー路線の後押しもあってのことでしょうか?スタンドカラーは今年注目度NO.1ですね。

 それではHさんのスタンドカラーコートをご覧下さい。
とっても、格好良い雰囲気の仕上がりですね〜。
今回Hさんが選ばれた生地は、ストレッチシャンブレーのボルドー色ですが(品番:7087-2)この生地は玉虫のように見る角度によって色が変化するのが特徴です。
Hさんもこの色の変化をとても気に入っていただけたようですが、何色とも言いにくい色の発色や変化が、とってもお洒落なコートになりました。
(画像ではシャンブレーの微妙な色の変化を表現できないのが本当に残念なぐらいです。)

このイラストを元に仕立てると!
脊バンド →→

    ポイント1・・・立ち衿
>>> スタンドカラーの場合、一番のポイントは衿の立ち具合です。
今回使用した生地は、薄手で柔らかな風合いの物だったので、衿部分には硬めの芯地を使用してしっかりと立ち上がるよう工夫しました。
画像でもしっかりお分かりいただけると思いますが、パリッとしてしっかり立ち上がった衿になっていますよね。

また、衿の高さですが、Hさんがご注文時にご来店いただいた際にどれぐらいの高さがご希望かをお伺いし、首の長さをお測りし6cmの高さでお仕立てしました。
衿の高さは人それぞれ首の長さも違いますし、また衿の高さによって仕上がりの印象も随分と変わってきますので、なかなか難しい部分でもありました。

それと、スタンドカラーの場合、衿元が綺麗に立ち上がるよう裏側にボタンを1つ取り付けていますが、もう少し高めの衿の場合はボタンは2つ付けた方が収まりが良くなりそうです。

    ポイント2・・・ハッキングポケット
>>> 普段お召しになるスーツはブリティッシュ系がお好みのHさんですが、コートもブリティッシュを意識してハッキングポケットにしました。
ただし、あまりきつい雰囲気にならないようハッキングの角度は緩めです。

コートの場合、腰ポケットは斜めのハコ型やフラップ型が多いですが、このようにスーツのようなハッキングポケットも格好良くて素敵ですね。


今回Hさんのコートのお渡しはお送りでしたが、
早々にこんなようなご感想メールをいただきました。
   
 ■ 051118  件名:コート着てます ■

こんにちは。
週末に無事コートを受け取り、月曜日から着てます。予想とおり、色が良いですね。
ワインレッドになったり、紫っぽくなったり、動くたびに色が変わって、キレイです。
信号待ちのときとかわざとヒラヒラさせて、色の変化を楽しんだりしてます。
デザイン的には、もう少し細い方が良かったかと思いました。
特に、袖は、袖口の隙間がないほうがあったかいですし。
あと、シワになるのがちょっと残念です。
できるだけ、電車で座席に着かないようにするしか有りませんね。
寒がりのわたしには、そろそろ真冬コートでもいいのですが、せっかくキレイなので、12月半ばくらいまではこのコートを着つづけようと思います。

ありがとうございました。 (東京都:H)

 ☆★☆ レディース担当三谷より一言・・・ ☆★☆
 Hさんの一番のお気に入りだった生地の色の変化を楽しんでいただいているようで、私もホッとしました。
...が、サイズ面で若干大きかったとのご感想をいただき、これは私にとって今後気を付けるべき点となりました。
今回のコートはスーツ着用の上にお召しになられるとのことでしたので、仕上がりの寸法はその分のゆとりを考慮してお仕立てさせて頂いたのですが、ウールやアンゴラなどの肉厚な素材とは違い薄手の生地の場合は、通常よりややゆとり量を少なくするべきでした。(Hさん本当にすいません。。。)


そして、最後にご紹介するお客さまのコートは、、、

 Fさんのタイロッケンコート

 こちらもスタンドカラー同様今回が初となるご注文です。
Fさんには、ご注文時に出来上がりのイメージとして雑誌の切り抜きをお持ちいただいたのですが、それをイラストで再現してみた物がコチラの画像です。
このイラストに出来上がりはどこまで近かづけたのでしょうか?皆さんぜひ見比べてみてください。

脊バンド→→

皆さんいかがですか?
ロング丈コートでもまったく重い印象がなくて、
とても柔らかな雰囲気ですね。


さて、仕立てる際にとても苦労した難しいディテールの方はどうなったかというと、、、

ポイント1・・・衿の形
>>> 今回のコートの一番のポイントがこのイラストのような大きな(広い)衿です。
脊バンド
   

イラストの衿は一枚の生地で仕立てられていますが、衿の後ろ部分が肩のところまで掛かるくらい広いこととや、衿がかなりカーブしているが故に一枚裁ちでは肩に掛かる部分が浮いてしまうという懸念がありました。
そして、工場とも相談した結果、衿の後部分にハギを入れ、左右の衿を合わせる形でお仕立てすることになりました。

実際の衿の出来上がりはこのようになりましたが、Fさんからは見た目にも着用時にも全く問題ないとのご感想を頂きホッと一安心です。

また、後の衿もかなり広めなのでそれに連動して前衿部分もかなり広めになりましたが、ロング丈のせいかそれ程衿の広さを感じさせず、全体的にとても良いバランスになりました。
   
ポイント2・・・ボタンなしのラップ式
>>> タイロッケンコートの最大の特徴は、ボタンなしで共布のウエストベルトで縛るスタイルですが、出来上がりのコートはまさにFさんのイメージ通りだったはずです。
着丈が長いと着用時の重さが気になるものですが、今回の生地はピュアアンゴラ100%の暖かく軽〜いため着心地もバッチリです。
まるでガウンのようにふわ〜っとした風合いのコートになりました。


以上がFさんのタイロッケンコートですが、初めてのご注文としてはかなり上出来なのではないでしょうか?
これなら今後自信を持ってお受けできそうです。


。。。と、Sさん、Hさん、Fさんのコートはそれぞれこのような出来上がりでしたが、皆さんいかがでしたか?
さぁ〜これからが冬本番!新たなデザインも加わりパワーアップした当店のオーダーコートで、皆さんも暖か〜い冬のお洒落を是非楽しんで下さ〜い。

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