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 お客様ありがとう!:シャネルスーツ風テーラードスーツが出来上がりました!

3月も半ばを過ぎ日毎に春めいてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
南の方から順にそろそろ桜のつぼみも咲き始め、そろそろ新入学シーズンを意識するようになりましたが、お子さんをお持ちの方は学校関係の行事に着るためのスーツの準備で何かとお困りではないでしょうか?

さて、今月はそんな時期にはピッタリのリピーターYさんのスーツの出来上がりをご紹介したいと思います。
その名も名付けてシャネルスーツ風テーラードスーツというだけあって、レディースとして新たな仕様盛りだくさんのご注文内容。
仕様の大半がレディース初の試みということもあって、私も今回の出来上がりを首を長〜くして待ってていました。
詳しいオーダー内容については前回の 「シャネルスーツ風テーラードスーツのご注文です。」をご覧頂ければお分かり頂けますが、Yさんが今回のオーダー内容に辿り着いた経緯を簡単にお話いたしますと。。。

どんなシーンで今回のスーツをお召しになるのか?
>>> ちょうどこれからの時期はお子さんの卒園、卒業式等の学校関係の行事が多くなりますが、その際に着用されるそうです。

希望されるスーツのイメージは?
>>> 普段主に着用しているワークスーツとは違った女性らしいスーツで、しかもあまり甘くなりすぎないデザインの物をご希望されていました。
☆★☆★レディース担当:三谷より一言☆★☆★
当社でレディーススーツのご注文となると、お仕事用としてのいわゆるワークスーツ系が圧倒的に多いですが、ワークスーツ系の1種類だけで実生活の全てのシーンに応じた着こなしがはたして可能なのでしょうか?
もちろんそれは無理な話で、今回のお客様Yさんを始めとする多くのリピーター皆さんも普段はワーク系スーツを着ることが多くても、時には女性らしいフェミニンなお出かけ用スーツをご注文される場合があります。

私も同じ女性としてその気持ちはとてもよく分かりますが、要するに、それぞれ着用用途が違うと言うことは、当然の事ながら出来上がりのイメージも違うということで、1つのパターンのスーツを全てのシーンに着回すというのは今ひとつピンとこないんですよね。

さてさて、前置きが長くなりましたが名付けて、シャネルスーツ風テーラードスーツはいったいどんな感じに仕上がったのでしょうか?
今回はYさんからお手製のイラストを持参いただいていましたので、そちらのイラストとも比較しながらご紹介したいと思います。

基本デザイン
シングルテーラードプリンセスライン付き(5つボタン)
胸ポケット   >>> 左右フタ付き
腰ポケット   >>> 左右フタ付き
フロントカット >>> スクエアー
バックデザイン >>> ベントなし
ボタン     >>> くるみボタン
衿型&衿巾   >>> テーラード衿幅5cm
皆さん、イラストと比べてみて仕上がりはいかがですか?
イラストとの生地の色目の違いはありますがデザイン的にはかなりイイ線いってますよね。
シャネルスーツ風に着丈を短くしたテーラードスーツですが、左右両方についた胸ポケットが可愛らしさを演出してくれてますし、くるみボタンはデザインと生地との統一感が上手く出たのでとても正解でした。

それでは、ここから先は各ディーテール別にご紹介したいと思います。
ポイント その1・・・5ツボタン
今回のご注文で一番のポイントがこの5ツボタンですが、今までの場合プリンセスライン付きのテーラードスーツとなると、フロントのボタンの数は1ツ〜最大で4ツまででした。
それが今回の新パターンの登場によって、5ツボタンでのお仕立ても可能となりました。

皆さんからいただくご要望の中で「テーラードスーツでボタンの位置を高めにしてインナー無しで着られるスーツ」という声を多くいただきますが、今回の5ツボタンはそんなご要望にまさにピッタリのデザインですね。

(繰り返しになりますが...)5ツボタンの良いところはインナー無しで着用できることですが、5ツボタンは1ツ1ツのボタンの間隔が狭く胸元もピシッと収まっているので、腕を広げたりしてもボタンの間から下着がチラッと見えたりという心配もないんです。
それに「スーツのインナーはどうしよう・・・」と考える手間も省けるのでとても便利ですね。

パネルラインの特徴とも言えるバスト・ポイント(トップバスト)の近くを通り、ウエストラインから裾に向かって流れる切り替線(カーブ)が綺麗に入って、ウエストラインもスッキリとしています。
注:パネルラインとはプリンセスライン付きのデザインのことを指します。(画像では青の点線で加筆しています。)
ウエストのくびれが女性にとっての願望?ですので細〜く見えるのはとっても嬉しいことです(^_^)
ポイント その2・・・胸ポケット釦付き
今回のデザインは「シャネルスーツ風テーラードスーツ」ですから基本的には女性らしさを生かしたお仕立てにトコトンこだわることに。
ワークスーツには無いディテールとして胸ポケットを左右に付け更にボタンも付けてみましたが、どうです〜ちょっとフェミニンな雰囲気でしょ。
それにこのポケットは飾りではなくちゃんとポケットとしても使えてとても機能的なんです。
ちなみに、胸と腰を合わせて4ツのポケットが付いていますので、全体的なバランスを考え腰ポケットはフタ無しでスッキリとしたお仕立てになりました。
ポイント その3・・・衿幅5cm &Vゾーン
5ツボタンの場合はVゾーンが必然的に高くなるため、衿幅も標準的な太さよりも目の方がバランス上良いと思い今回は5cmでのお仕立てになりました。
(衿幅5pという点も新たにお仕立て可能になった部分です。)
また、今回のようにテーラード衿なら胸元のお洒落として短めのネックレスチョーカーなどをしても隠れる心配もないですね。
ちなみにYさんは今回ご試着時にパールのネックレスをされていました。さり気ないお洒落ですよね。
ポイント その4・・・スカートの裾口(パイピング仕上げ
こちらはスカートの裾口になりますが、皆さん画像をご覧になられていかがですか?
何と!裾口の折り返し部分がパンピング仕上げになっているんです。

通常スカートの裾の折り返し部分については、同系色の糸でロックミシン(布端がほつれないようにかがる環縫いミシン)をかけて仕上げるのが標準的なお仕立てですが、今回縫製依頼した工場ではパイピング仕上げになります。
スカートの裾口って案外気づかないうちにほつれてきてたりしますよね。
でも、今回のようにパイピング仕上げにすることでほつれにくく丈夫になりますので安心です。

メンズスーツと比べ、レディーススーツは細かなディテールに拘るというよりも全体的なシルエットを重視したお仕立てが多い中、スカートの裏側(表から見えない部分)にパイピン仕上げなんてオーダーならではの隠れたお洒落ですね。
普段はスカートの裏側までじっくりと見ることはないと思いますが、一度お持ちのスカートの裏側を見てみて下さい。

お・ま・け ・・・ポイントステッチ
既存のレディース工場では、上着にステッチをお入れ出来る場所は衿・腰ポケット・前身頃のみで、スーツの内側(表地と裏地の間)にステッチを入れることが出来ませんでした。
が、今回のお仕立ては元もとメンズ中心の縫製工場だったため、このようなポイントステッチはもとより、基本的にメンズでお仕立て可能な仕様のほとんどが問題なくOKなんです。
ちなみに、今回のYさんのスーツでは裏地のグリーンに合わせ、ステッチ糸の色は裏地より少し濃いめのグリーンにしてみました。
画像ではちょっと色がはっきりと分かりづらいかもしれませんが、ポツ、ポツ...とステッチが入っています。

☆★☆★レディース担当:三谷より最後に...☆★☆★
今回のご注文は甘すぎない程度の女性らしさのあるスーツということでしたが、お仕事にもお出かけ用としてもシーンを問わずに着用していただけるスーツですね。
アレンジとしては、着丈を今回のスーツより更に短くしてみるのも良いですし、裾廻りをフレアー調にしてマーメード風にしたり・・・

もし1着のスーツが色々なシーンで着回しが利いたら...これって超お得!といつも思っていたのですが、それが今回のオーダーでは現実となったのです。
これってすごいでことですよね〜。
(そういえば昔のコーマーシャルで「一粒で二度美味しい」なんてフレーズがありましね。)
皆さんのお好み次第で出来上がりのイメージも様々に違ってくるということを、今回改めて思い知りましたが、他にはない自分だけのオリジナルスーツが出来ちゃうというところが、オーダースーツならではの一番の醍醐味ですね

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