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 お客様ありがとう!:えっ、袖が・・・・!?

 先月のお客さま横浜市のOさんのコットンスーツがようやく完成しました。
夏場のコットンスタイルということで、生地は当社お勧めのオーガニックコットンを使用し、デザインについては、『どうせならとことんカジュアルで!』ということでステッチやポケット以外にもスカートのポケットやベルトループ等の細かな部分に至るまでカジュアルに徹底です。
ちなみにオーダー内容をまとめてみると
 ◎ ジャケット

シングルテーラード2ツ釦
>>カジュアルを意識してあまり女性らしいシルエットになりすぎないようウエストラインは「しっかり」ではなく『適度に』絞る。

テーラー襟(襟幅8.5cm)
>>ステッチを意識して普段のスーツの時よりも若干太めに。

ミシンステッチ
>>ステッチの位置を通常のスーツよりもさらに目立たせるよう大胆に端から1cm位に。

腰ポケット
>>カジュアル感重視ということで、カジュアルの王道アウトポケット

胸ポケット
>>腰ポケットとお揃いでカジュアル感も更にUP!それに見た目にもお洒落な感じです。


>>本切羽!暑い夏だからこそ腕まくりも必要!?

裏地
>>裏地なし仕立て(アンコン仕立て)素材感テイスト共に夏場のコットンには裏地なしがおすすめです。


>>生成のオーガニックコットンには淡いトーンの鼈甲の水牛釦を。


 ◎ スカート

タイトスカート
>>バックデザインはベンツで。

ポケット
>>デザインのアクセントとして左右に斜めポケットを。カジュアル感UPです。

それ以外にもスカートでは普段余り使用しないベルトループをアクセントとしてプラスしました。

そして数週間後、Oさんのコットンスーツが無事完成し納品されてきました。
実は今回納期が若干遅れてしまいOさんには本当ご迷惑をお掛けしてしまい本当に申し訳なかったのですが、全体の雰囲気といい今回のポイントとなるステッチやパッチポケット等オーガニックコットンの相性もバッチリで、早くOさんにも見てもらいたい気持で一杯です!
(お渡し場所が東京店の為私は実際には出来上がりを見ることはできませんでしたが、その代わりに三谷さんにデジカメで撮ってもらいそれを見せてもらいました)

が、...ここにきて大変な事が起きてしまったのです。
それはというと・・・
なんと袖の仕様が本切羽ではなくノーマルな筒袖の状態で出来上がってしまっていたのです。
確かにOさんからは本切羽で依頼を受けていましたし、私自身も確かに工場へは本切羽で指示をしたはずなのに。。。
画像は間違って出来上がった「筒」状態の袖です。

「もしかして、私の指示ミス?(ギョエ〜)」
いえいえ、そんなことはありません、慌てて工場への仕様書を確認してみると、確かに「袖釦本開き」で指示がされていました。
これって一体どういうこと???
今日の午後一にはOさんが東京店へご試着に来られる予定だし、一体どうしよう!!!

結局Oさんには事情をご説明しお直しという形で再度ジャケットをお預かりさせて頂いたのですが、一体なぜ今回このようなことが起こったかというと、
縫製工場の仕様の中に、
『夏仕立て(裏地無し仕立て)は本切羽が出来ない』という項目があり、実はこのことは当社に渡されている書類には載っていないことだったんです!
(簡単に言うと工場内部の内規だったんです。)

オーダースーツ工場の場合は普段から仕様があまりに多岐に渡るのでこのようなことはたまにはあることではあるのですが...
普通は、職出しする側(今回の場合は当社)が工場の仕様に合わない注文をした場合は、工場が仕様書をチェックしてすぐ、確認や修正依頼の連絡が入るのですが、今回はそれがなかったのです。
(ひょっとしてこれはイジメ?)

何ダヨ!一言言ってくれれば良いのに・・・』ってのは工場には言えてもお客さまには言えない話し...
全てウチの工場指導不足が原因でした。
Oさんゴメンナサイ。。。

で、事情をOさんにご説明差し上げたのですが、
Oさんもここがポイントだっただけに『本切羽はどうしても譲れない』ということで最終的には「袖裏付きの本切羽」袖だけ作り替えをいたしました。
(Oさん、当初予定していたオーダー内容とは色々と変更点が加わり本当にゴメンナサイ!)

そんなこんなで予定していたよりも更に10日遅れでOさんのスーツはようやく完成いたしました。
写真はOさんのオーガニックコットンジャケットに東京SHOPMASTERの色違いジャケットを重ねてみたものです。
それにしてもメンズはやっぱり大きい!と感心しているこの人は東京店三谷さんです!!

最後に・・・
こんなことを言うとOさんに叱られてしまうかもしれませんが、今回は私自身とっても勉強になったオーダーでした。
Oさんには大変なご迷惑並びに手間をおかけしてしまったことをこの場をお借りして深くお詫び申し上げます。
『さぁ〜これを教訓に次回もがんばんで!!!』


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