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 テーラードスーツもアレンジ次第で。。。

楽しかったGWもあっという間に過ぎてしまいましたが、皆さんGWはいかがお過ごしでしたか?

今年のGWは日曜日と祝日が丁度上手く重なり、長期の休暇を過ごされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
楽しかったお休みが アッという間に終わってしまうとちょっぴり寂しく感じますが、いつもの生活に戻られ、皆さん忙しい毎日を過ごされていることと思います。

さてさて、バリバリとお仕事をされている世の女性の皆さんにとっては、超多忙な日常が舞い戻ってきた頃だと思いますが、日々のビジネスシーンの中で欠くことの出来ないアイテムが日頃私達が提供しているスーツですよね。

そこでワーク系スーツの定番としてテーラードスーツを今回は東京店レディース担当の宗方さんと私(三谷)が新調しましたので、折角なので皆さんにご紹介したいと思います。
もちろん、Webでわざわざご紹介する位ですから、オーソドックスなテーラードスーツではなく、こだわりのポイントをふんだんに取り入れたデザインです

簡単に今回のテーマをご紹介しますと。。。
ズバリ!テーマはカチッとしたビジネススーツの中にちょっと女性らしさを取り入れたスーツです。
2人とも素材・ディテール等をアレンジすることで、それぞれ女性らしさを大いに取り入れたビジネススーツ作りに挑戦してみましたので、皆さんも是非ご覧下さい。

それでは、まず最初は宗方さんのスーツからご紹介しますね
◆◇ 生地 ◇◆
Swiss ZURRER(ズーラー)社製のオールシーズン用商品の中からダナストレッチの濃紺(1012-4)を選びました。
こちらの商品はレディース定番サンプル帳に掲載していますが、生地の特徴としては、シワになりにくいポリエステル100%素材で、しかもストレッチが利いているので着心地もとっても抜群なんです。

更にメリットとしては....この生地はご家庭の洗濯機で丸洗いも可能なこと。
ただし...丸洗いが可能なのはあくまでも生地のみで、それこそジャケットとなると裏地・芯地・肩パット等の付属の問題や、プレスの問題もありますので、皆さんはくれぐれもジャケットはお洗濯しないようにご注意下さいね。

★☆★レディース担当三谷より一言・・・★☆★
以前私もズーラー社の白の生地で、パンツとスカートを仕立てたのですが、白や淡い色目は汚れが目立ちやすいだけに、汚れた時のことを考えるとクリーニングが面倒だなぁ。。。なんて思っていました。
そこで、ものは試しにとパンツとスカートを自宅の洗濯機でネットに入れて洗濯してみたんです。。。
そしたら何と!洗濯してもほとんどシワにならず、アイロンを掛けずにそのまま着用して問題なし!
クリーニングに出すのも忙しい時は結構手間ですし、クリーニング代も回数が増えれば馬鹿になりませんよね。
そう考えると、この生地はイージーケアーでしかも財布にも優しい何ともお得な生地ですね。 何だかちょっと所帯じみちゃいました...(^_^;)

基本デザイン
シングルテーラード1つボタン
>>>カッチリとしたイメージの強いテーラードスーツも、Vゾーンの開きの綺麗な1つボタンにすることで、とても女性らしさが出ますね。
衿型・・・テーラー衿
>>>オーソドックスなテーラー衿はどんなインナーとも相性が良いので、着回し面もバッチリです。
腰ポケット・・・フタ付き
>>>ポケットの中に物を入れた時もフタが付いているとポケットの膨らみを見た目にカバーしてくれます。
(でも、スーツ本来の趣旨から言えば、ポケットにはあまり物を入れない方が良いんですけどね。)
袖ボタン・・・1つ
>>>前ボタンと同じ大きさのボタンを付けました。
パンツ・・・ノータックで裾はダブル(折り返し付き)

ポイントその1・・・総ステッチ
宗方さん曰く・・・
今回の一番のポイントはこれで〜す!』というぐらい彼女が一番こだわったのがこのステッチです。
通常ステッチを入れる場所は、衿・前身頃・腰ポケット部分が一般的ですが、今回はあえて総ステッチで指定しましたので、その他色々なところにステッチが入っているんですよ。
衿・前身頃・腰ポケット以外にも、袖・両脇・背中心にもステッチが入っていますが、しかもステッチの糸色は白なのでもの凄く目立ちます。
濃紺の生地に白のステッチが映えて素敵でしょ
更に更に、今回は画像のように表と裏で全く違った糸の出方をしていますが、これは表側の生地はほんの少しだけすくって、その逆に裏側はたっぷりとすくうことでこのようなステッチになるんです。
表側はポツ・ポツと、そして裏側はザックリとした糸の出方になっていてハンドステッチ風のピックステッチのとでも言いますか.... そして裏側はみなさんご存知のハンドステッチですが、ハンドステッチは結構目立っちゃいますので、このような控えめなハンドステッチも素敵ですね。
ポイントその2・・・七分袖
レディースの場合、これから夏場にかけては長袖でなく半袖や七分袖にして少しでも涼しくスーツを着たいという声が多くなりつつあります。 今回宗方さんが使用した生地はオールシーズン用ですが、七分袖だったら初夏〜初秋頃まで着用出来ますよね。
スーツの袖丈を半袖や七分袖に出来るのも、レディーススーツがデザイン性を重視したものだからこそなせる技です。
それに、七分袖の場合、ちょっとした洗い物などの用事をする時も上着を着たままでも袖口が濡れたり汚れたりしないので実用面でも何かと便利です。

ポイントその3・・・パンツの裾(ダブル折り返し付き)
ジャケットの着丈を短め&袖も七分丈とトップ全体のバランスを軽くした分、ボトムはパンツの裾をダブルにしてボリューム感を持たせました。
また、生地が柔らかくドレープ性に富んでいるので、裾に折り返しを付けることでストレートのシルエットも裾の動きに女性らしさが加わり新鮮な感じがします。


さて、それでは次は、私三谷のホワイトスーツのご紹介で〜す。

◆◇ 生地 ◇◆
東レのボディシェル ストレッチコットンのホワイト(3035-1)
ボディーシェルとは、白や淡色のカラーでも透けにくい素材のことで、東レが水着用途で培った防透け技術にストレッチを組み合わせた、安心で快適なストレッチ素材です。
もちろんこの生地なら、透けにくさに加え生地に適度な厚みもありますので、淡色のカラーでも下着の色が透けにくく安心して着用いただける素材です。

基本デザイン
 シングルテーラード2つボタン
 衿型・・・テーラー衿
 腰ポケット・・・フタ付き  袖ボタン・・・3つ
 タイトスカート

ポイントその1・・・ミシンステッチ
カジュアルなイメージが強いコットン素材を使用するということで、ステッチもカジュアル感のあるミシンステッチを入れてみました。
上述でご紹介した宗方さんのステッチとは違い、私のはミシンの縫い目を表に出したステッチですが、が、一口にステッチといってもそれぞれで受ける印象が大きく違ってくるものですね。
ちなみに、ステッチは装飾効果の他に縫い目の補強という役割も果たしますが、使用する素材に応じてステッチの種類を使い分けることによって、出来上がりの印象も随分と違ってくるものです。
前掲した画像と比べてみてください。

ポイントその2・・・ボタンホール
ボタンホールの糸色は生地と同系色が一般的ですが、画像のようにインナーと同色のラベンダー色にしてみたり。。。なんていうのもちょっとしたお洒落だと思いませんか?
それぞれお好みの糸色にボタンホールを変えられるのも、オーダーならではの楽しみですね。

ポイントその3・・・ウエストの絞り
生地がストレッチ素材ということで普段のウエストの絞りより今回は更に絞ってタイトにしてみました。
画像で絞り具合がお分かりいただけますでしょうか?
また、今回のスーツは通常の2つボタンより第1ボタンの位置を高めにしたことで、ウエストラインが高くなり、背の低い私でもちょっとは足長(?)に見えますよね。。。?

★☆★レディース担当三谷より一言・・・★☆★  
ご注文をいただく際、背の低い方(私もそうですが...)の悩みとして・・・
『 既製服だとウエストライン(一番絞った部分)が自分のウエストラインより低い位置になってしまい、寸胴でバランスの悪い洋服になっちゃうんです。
どうしたら良いでしょうか? 』...と、このようなご相談をお受けすることがあります。

さてさてこの悩み、背の低い私としては決して他人事とは思えず、もの凄く良く分かります。
ちなみに、既製服が標準としている身長は大体160cm前後を目安にパターンが作られているようですが、そうなるとそれ以下の身長ではどうしてもウエストラインが低くなってしまいますよね。
でも、それもオーダーの場合はそれぞれご身長に応じてウエストラインの位置の調整が可能なんです。

もちろん、私達も採寸の際には極力ウエストラインの位置を合わせるようにしていますが、お好みでハイウエストorローウエスト気味等のお好みも加味できますので、どうぞお気軽にご相談下さい。

★☆今回の失敗談として・・・スカートの裏地が。。。★☆
通常ボトムの裏地は、耐久面からポリエステル裏地をお勧めしていますが、表地の素材によっては使用する裏地の品質を変えることもしばしばあります

実は....今回のスカート、座った時に裏地がチラッと見えてしまうんです。
なぜそうなったのか?原因は表地がストレッチなのに裏地にストレッチ裏地を使用しなかったためなんです。
今回は白生地でも透けにくい素材ということでしたが、念には念をと下着が透けないことを第1条件にストレッチの裏地ではなく、敢えて透けない裏地を使用しました。
その結果、座ったときに表地だけ上がってしまい、裏地が上手く滑らず置き去り状態で残ってしまい画像のようになってしまいました。
念のため。。。通常はストレッチ素材の表地には、裏地も同様のストレッチの裏地をお付けしていますのでご安心下さい。

★☆★レディース担当三谷より一言・・・★☆★

...と、まぁこのような感じで今回のスーツを仕立ててみたのですが、
どうです〜?
オーソドックスなテーラードスーツも素材感、ボタンの数、ステッチの種類...etcによって様々な印象のスーツにもなりますし、女性特有のエレガントさも表現できるんですよ。
『 カッチリとしたスタイルの中に女性らしさや個性は必要!』 ...という皆さん、是非色々なお洒落を楽しんで下さいね

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