ブラックフォーマル

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「ブラックフォーマル」
冠婚葬祭の中でも慶事はある程度事前にわかっていますが、弔事は大抵が急で慌てることが
大半です。 『 どうしよう、、、ちゃんとした黒の洋服なんて全く持っていない。。。』
このようにいざという時に慌てなくてもすむよう、日頃からブラックフォーマルウェアー
必ず1着は用意しておくと良いでしょう。
でも、いざ準備しようとしても意外と疑問だらけなのが、ブラックフォーマルウェア。
「普段使いのスーツなら自分らしく着こなす自信があるけれど、
冠婚葬祭などの改まった席での服装にはちょっと自信がない・・・」
そんな方々に是非ご参考にしていただきたいのがこちらのコーナーです。

 ■□■ そもそもブラックフォーマルとは・・・? ■□■
 
 本来、ブラックフォーマルとは和製英語で喪服=哀しみを代弁する服装のことを指し、元々は男性は羽二重で紋付きの羽織袴もしくはモーニング、女性は羽二重の和服というのが正式なスタイルでした。
その後時代の変化と共に冠婚葬祭の風習も段々と欧風化&簡素化し、やがて今日に至っては「日常着とは違う改まった装いで、礼服や喪服など冠婚葬祭の時にふさわしい服装」のことを称してブラックフォーマルウェアと呼ぶようになりました。
ちなみに日本国内での洋装化は、明治5年の皇室礼に定められたのが始まりですが、その後は日常着の洋装化に伴い礼服にも洋装が一般に普及するようになったのです。

 洋装スタイルの場合のデザインは、ツーピースの他、ワンピースとジャケットのアンサンブルスタイルのどちらでも特に問題ないですが、当然の事ながらいずれの場合も色は黒に限定されます。
ブラックフォーマルに対してカラーフォーマルというカテゴリーがありますが、こちらの方はもっぱらお祝い事だけに用いられる衣装ですので、今回はカラーフォーマルの方はあえて省かせて頂きます。)


 ■□■ ここが知りたい!ブラックフォーマルウエアの使い方?? ■□■
 
 ブラックフォーマルの由来はざっとこのような感じですが、それではここで皆さんに質問です。
↑でも言いましたように、ブラックフォーマルは冠婚葬祭の時に相応しい服装と言うのが前提ですが、1着のブラックフォーマルウェアで慶事(冠婚)と弔事(葬祭)の両方のシーンに通用するものなのでしょうか?
やっぱり、冠婚用と葬祭用で1着ずつ持ち合わせておいた方が良いのでしょうか?

 ブラックフォーマルのご相談をお受けするにあたって、
  一番多く頂戴するのがまさにこの質問ですが、はたして正解は??
         ▼▽▼

 さてさて正解はというと、、、
冠婚用と葬祭用のどちらも兼用で差し支えないです。
ただし、この意見にはさまざまな見方もあり『 結婚式やパーティーにブラックなんて着ないわ、、、』という意見や、『せめて卒入学には綺麗な色目の洋服を着たい、、、』等の考えをお持ちの方も結構多いです。
ようするに、実際に着用するかどうかはその人個人の好みや考え方次第といったところですね。
でも、お祝い事のシーン(冠婚)でブラックフォーマルを着てはいけないなどという決まり事は決してないので、その点はどうぞご安心下さい。


  。。。このようにブラックフォーマルを冠婚葬祭の全てのシーンで着用することは全く問題なくOKです。
が、その中で特にお通夜や告別式等の弔事シーンにおけるNGは結構多いものです。


そこで、いざと言う時に失敗しないためにも、弔事シーンにおいてNGとされている注意事項やある種の決まり事のような事柄を簡単に例に挙げてみます。


 ■□■ 素材や色柄に関する決まり事は? ■□■
 
 ブラックフォーマルは、体型さえ大きく変わらなければ5年〜10年と大切に愛用する方が多いです。
そんな末永くご愛用頂くためにも、素材は出来ればブラックフォーマル専用の素材がおすすめです。
その一番の理由はというと、、、喪服に代表されるようにフォーマルウエアは黒の深みが濃いければ濃いほど厳粛な雰囲気や格式が高くなるという認識が強いからに他なりません。
ブラックフォーマル専用の素材は、特殊な染め方をしているので通常のブラックスーツ素材よりもはるかに黒に深みがあるのです。

こちらの画像をご覧下さい。手で持っているのが通常のブラックスーツ素材、そして左側の肩に掛けているのがブラックフォーマル用のブラックですが、比較してみていかがですか?
肩に掛けているブラックの方が黒の色が濃くはっきりしていて色に深みがあると思いませんか?
このように、通常のブラックスーツ素材とブラックフォーマル専用素材を並べてみると、黒の濃さや色味の違いは一目瞭然です。



ブラックフォーマル専用素材に代表されるのが、「帝人」や「TORAY」「日本毛織」などの国内TOPクラス級の商品ですが、これらのブラックフォーマル専用素材は、耐久性、摩擦、色落ち、日焼けなどのさまざまなテストに合格しています。
通常のブラック素材だと永年使用する過程において段々と色落ちするという心配事もつきものですが、ブラックフォーマル専用の素材ならその点でとても安心ですね。
    もちろん当店でもブラックフォーマル専用素材はたくさん取り扱っていますが、その中でも特におすすめのタイプはと言うと、、、
1着あればどんな時でもOKというオールシーズンタイプの素材や、着心地の良いストレッチ素材などの優秀素材です。
しかも、これらの最高級クラスの生地を使用した場合でも、価格はスーツ上下63,000円(税抜)〜、アンサンブル85,050円(税抜)〜でお作りいただけます。

ブラックフォーマルシリーズは、オールシーズンの生地を掲載した定番サンプルに掲載していますので、ご希望の方は定番サンプルをお取り寄せいただくか、もしくはサンプル請求時に『ブラックフォーマルのサンプル希望』と一言お書き添え頂いてもOKです。 


 ■□■ デザインやスタイリングで心掛けたい点は? ■□■
 
 「あくまでも派手になりすぎないこと」と、「シンプルで肌の露出の少ないデザイン(※1)」であれば、スタイルは2ピース(※2)でも、ワンピース&ジャケットのアンサンブルスタイルでもどちらでもOKです。
ようするに、周囲に不快感を与えるような装いは避け、節度をわきまえた慎み深さと相手への思いやりを装いで表現するということです。
そのことさえしっかりと守っていればその他は極端な話、和装のように年齢による着分けや、既婚者/未婚者の区別などもありませんし、弔事シーンでのブラックフォーマルって案外そう難しいものではありませんね。(ホッ)

※1 肌を出さないことが基本ですが、七分丈・五分丈・半袖など季節に合わせて袖を短くすることはOKです。
また、スカート丈はふくらはぎ中間程度の丈〜膝頭が隠れる程度の丈が好ましいです。

※2 出来ればスカートの方が好ましいですが、最近は以前ほど厳しくなくなっていますので、どうしてもという事情がある場合はパンツでも大丈夫です。

と、このように上記の点さえ気を付ければ、後は画像のようなラウンドネックの2ピースでも、テーラードの2ピースでもどちらでもOKですし、もちろんワンピーススタイルでも問題なくOKです。

 

その他、スタイリングで気を付けたい点はというと、、、

インナーも含め服装は全て黒でまとめるのが基本

ボタンやバックルなどの小物類は光沢のないもので

アクセサリーは必要以上に飾り立てず、
 白パールのネックレス(一連)&イヤリング程度に
>>> 白真珠の他、オニキス、黒よう石、黒珊瑚などもOKですが、長くなったり珠が大きすぎるタイプは華やかな印象になるので×

バッグは黒で目立つ飾りが少ないシンプルなデザイン
 素材は光沢のない布製もしくは革製でも可

靴も黒で飾りの少ないデザイン。
>>> 光沢のない布製が無難ですがなければ革でもOK。でもその場合は極力光沢の押さえたもので。

足下は黒のストッキングが原則!
 (冬場はあまり厚くないタイツでも可)

冬はフォーマルの上にコートを羽織るのもOKですが、
 色は黒やグレーでデザインもシンプルな華美でない物を!
>>> ただし、お焼香・出棺の際は脱ぐのをくれぐれもお忘れなく。



。。。以上が、弔事シーンでブラックフォーマルを
  お召し頂く際の注意点です。



 ■□■ それでは反対に、慶事シーンにおけるNGはと言うと、、、 ■□■
 
 慶事の場合、基本的にはNGなどは一切なく特にファッションに至ってはもはや何でもアリの状態です。
ですので、何もブラックにこだわる必要もないのですが、なぜか未だに結婚式などのお祝い事の席ではブラックを着る人が多く、3人に1人が「黒」と会場内でもブラックがダントツで目立っています。
その理由はいかに??やっぱりブラックを着ると気品高くスッキリと見え、女っぷりが上がるから、、、という事の表れなのでしょうね。

でも、ブラックでも例えばコサージュファーストールなどを上手にアレンジして着飾れば華やかさが一気にアップしますし、それにボリュームのあるアクセサリーなどもとても映えてゴージャス感たっぷりに大変身です!
このように、慶事シーンにおいてもやっぱりブラックは結構あなどれない存在であること間違いありませんね。
     


  (ちなみにコチラの画像は東京店の三谷さんが披露宴でスピーチをしている姿ですが、フォーマルワンピースを三谷さん流に上手にアレンジしていてとても素敵ですね♪)



。。。と、ブラックフォーマルの着こなしの基本はこのようなところです。
上述の通り、ブラックフォーマルは基本的には冠婚葬祭の全てのシーンにおいて着用が可能ですが、やはりどちらかと言えば喪服などの弔事シーンで着用する機会の方が多くなりますので、できればデザインはできるだけシンプルで、飽きのこないベーシックなタイプをおすすめいたします。

 ■□■ 最後に・・・ ■□■
 
日本人の習慣として、「喪服を事前に用意することはあまり好ましく思えない、、、」と思う方も結構少なくないと思います。
でも「いざ必要になってから慌てて買いに行ったためサイズが合わなかった、、、(しかも追い打ちをかけるかのような高い出費。。。)という悪循環を招かないためにも、やっぱり前もって準備しておいた方が良いと思います。
改まった場所に着ていくものだからこそ、しっかり身体に合ったサイズの洋服が着たいですし、永く使う物だからこそ素材の良さにもしっかりとこだわりたいものですね。

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